ドライマウスの原因8選について
近年では現代病とも呼ばれるのがドライマウスです。そして、少しずつ罹患者は増え続けていると言われています。ドライマウスという病名から、どうしてもただの乾燥しているものと思われがちで、初期症状は少し口の渇きが気になる程度のため、どうしても軽くみられがちな病気でもあります。
①喫煙や飲酒
飲酒や喫煙はドライマウスになりやすいと言われています。喫煙は交感神経に働きかけ、唾液の分泌を減少させてしまいます。飲酒は身体全体を脱水症状に導くため、その症状が口の中にも及んで、口内が乾きやすくなります。喫煙の習慣が日頃からある方は、禁煙するだけでもドライマウスの症状が改善される可能性があります。
②アゴの力が弱まっている
食べ物を咀嚼する時の習慣を見直してみて、自分自身の顎の筋力が低下していないか振り返ってみることを推奨致します。咀嚼などで顎を使用する場合に、唾液腺に負荷がかかり、唾液が分泌されやすくなります。普段早く食べ終わる方は咀嚼が少ない人が多く、それが要因で唾液の分泌量が少なくなり、ドライマウスになっているかもしれません。不安や疑問があれば、医師に相談してみると良いアドバイスが貰えることでしょう。
③鼻呼吸をしていない
鼻の詰まりが要因で口呼吸などをしている方は、息が出入りするタイミングで乾燥しやすいと言われています。そして、口を開けているため唾液が口の中に充満しないことも要因の一つです。これらの2つの要因から、口呼吸の人はドライマウスになりやすいパターンがあります。意識的に口呼吸から鼻呼吸に変更するなどすれば、改善が見られることも多々あります。
④極端なダイエットをしている
健康的で無理のないダイエットであれば問題ないですが、極端に食べないというダイエットをするのは控えましょう。不健康で無理のあるダイエットを続けているとドライマウスになることがあります。ダイエットでは食事の制限をする方が多いですが、食事の回数を減らせば咀嚼回数が減り、唾液の分泌が減少することに繋がります。
⑤病気の症状として出ている
ドライマウスの原因に病気が関係している場合も考えられます。例えば、シューグレン症候群、糖尿病、腎臓病によって起こる心身への変化の一つに、ドライマウスが挙げられます。例えば、唾液腺の病気のパターンでも、症状の一つにドライマウスが含まれます。ただ口が乾燥するだけと軽率に考えていると、大きな病気を見逃している可能性もゼロではございません。
⑥薬による副作用
血圧降下剤、アレルギー、花粉症、抗うつ剤の薬などは、唾液の分泌を抑える働きをするものがあるようです。つまり、ドライマウスが薬の副作用の症状であることがあります。もし、薬を服用しているのであれば、薬が原因でドライマウスになっている可能性も考えて良いかもしれません。
⑦唾液分泌の減少
ドライマウスは、年長者になればなるほど数が多くなります。これは、加齢によって唾液の分泌が減ることが要因です。しかし、加齢症状の一つではありますが、その他の病気や薬の副作用が関係しないとも言い切れません。自分はドライマウスかなと感じたら、まずは歯科医師に相談をし、原因を突き止めることが必要になるでしょう。
⑧ストレスの蓄積
薬の副作用、年齢、病気などの影響がなさそうなのにドライマウスだという場合は、ストレスも疑ってみましょう。ドライマウスは、ストレスの多い生活でも起こりやすいと言われています。ストレスは唾液の分泌を低減させてしまいますのでドライマウスになりやすいのです。
今は年齢にかかわらず、現代人はストレスが多いといわれています。疲弊しているときにドライマウスだと感じたら、要因となるストレスを取り除くようにしていきましょう。ゆっくり息をしながらストレッチをするだけでも、血液の流れが良くなるのでストレス解消に大変お勧めです。
投稿日:2022年2月10日 カテゴリー:未分類