被せ物の痛みの対処法とその原因

虫歯を治療したはずなのに詰め物をした歯から何故か痛みを感じるなんてことはございませんか？治療してすぐに痛みを感じるのではなく、治療を終えてからしばらく経過して痛みだすケースもあり、要因が分からず不安を感じる方も多くいらっしゃいます。

痛みを感じる要因は一つではありませんが、治療が必要な場合も多く、放置してしまうと悪化してしまうケースもあります。まず最初は自分自身の歯に何が起きているのかを知ることが重要です。

被せ物の痛みを緩和させる方法

患部を冷やす方法

薬が手元にないけど痛みを和らげたい！という場合は、冷やす方法が考えられます。

神経が炎症を起こしている時は患部を直接冷やすことで一時的に痛みが緩和されます。この場合は重度の状態であると考えられますので出来るだけ早く歯科医院で受診することを推奨します。

歯に痛みを感じるときに氷を口に含んで患部を直接冷やそうとする手法がよく取り上げられていますが、虫歯になっている最中は冷たいものは余計に痛みが増してしまいますので、直接冷やすのではなく、頬に冷えピタなどを貼るなどして痛みを和らげる方法に切り替えましょう。

口内環境を整える

歯と歯茎の間に食べ残しが詰まったことで、歯茎が炎症を起こしている場合も考えられます。被せ物がある歯は隣の歯との間が狭くなっているパターンがあり、食べ残しがはさまりやすく清潔に保ちにくくなっていることも多々あります。

また、食べ残しが歯にはさまり圧迫されていることで痛みを感じているパターンもありますので、ブラッシングや歯間ブラシで痛みが解決することもあります。強く磨きすぎると歯茎にダメージを与えるおそれがあるので、柔らかいブラシでやさしく汚れを落とすように心がけましょう。

被せ物の歯が痛む4の原因

①外的要因などで歯根が折れている

食事の時だけ歯が痛むという場合には「歯根」が折れていることが想定されます。歯根が折れる要因は、転んだりぶつけたりといった外的要因だけでなく、神経を取って歯がもろくなってしまい知らない間に割れていることも考えられます。

最初は知覚過敏のような痛みから始まり、固いものを食べて痛むという場合は歯根が折れてしまっている可能性が高いため、早期に歯科医院を受診しましょう。

②細菌が悪影響を与えている

神経を抜いた歯が痛む場合も考えられます。神経は真っ直ぐに通っている方だけでなく、網目のように枝分かれしているパターンもあります。細かく分かれている場合は完璧に治療するのは熟練の歯科医師でも非常に難しいです。

そのため、残った神経に細菌が入り込んで痛みがでるケースも考えられます。

③被せ物がフィットしていない

歯は絶妙なバランスで整列していますので、少しの違いで違和感を感じます。歯を治療したばかりの時に感じる痛みの正体は、被せ物が入ったことによる違和感から起こっていることも十分に考えられます。特に、噛み合わせの高さは食事した際に気になることがあります。被せ物は隣の歯と隣接している為、被せ物が入ったらきつく感じてしまうのです。

金属の被せ物の場合は熱が伝わりやすくなりますので、熱いものや冷たいものがしみることも考えられます。

数日経過すると慣れて気にならなくなるパターンもありますが、圧迫感や高さが気になる時には治療してもらった歯科医院で相談することを推奨いたします。

④虫歯が神経を刺激している

治療から時間が経過しているが最近になって鈍い痛みやズギズキする痛みは、虫歯が進んで神経にダメージを与えているのかもしれません。

被せ物をしてからしばらく時間が経過して感じる痛みの要因は、虫歯かもしれません。治療して詰めたはずなのに虫歯があるのかと、思われるかもしれませんが、実はよくあるトラブルの一つです。

被せ物をしているのに虫歯になる要因は、被せ物を接着しているセメントが劣化してその隙間から虫歯になってしまうパターンや、虫歯の削り残しがあるケースもあります。

投稿日：2022年2月20日  カテゴリー：未分類