見た目に入れ歯とわかりづらい!金具のないノンクラスプデンチャーとは
ノンクラスプデンチャーってどんな入れ歯?
ノンクラスプデンチャーは、クラスプ(=留め具)がない部分入れ歯のことです。
通常の部分入れ歯は金属製の留め具を失った歯の隣の歯に引っ掛けることで固定しています。一方、ノンクラスプデンチャーは入れ歯の歯肉部分にやわらかなプラスチックを使用し、ご自分の歯茎に吸いつかせることで固定しています。プラスチックの色は歯茎の色と馴染むピンク色(または、透明)なので目立ちにくいのが特徴です。
メリット
目立ちにくい
金属製の留め具がなく目立ちにくい入れ歯です。
金属アレルギーの方も安心して使うことができる
金属不使用のため金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使いいただけます。また、使用中に金属アレルギーになることが心配でメタルフリーの入れ歯をお探しの方にもおすすめです。
デメリット
傷がつきやすく、2~3年ごとに交換が必要
歯肉部分のやわらかなプラスチックは表面に傷が付きやすく、汚れなどで変色しやすい性質があります。そのため、入れ歯の寿命が2~3年と短く交換が必要です。
保険が適用しない
ノンクラスプデンチャーは保険が適用しない自費診療の入れ歯です。保険適用の部分入れ歯に比べると費用がかかります。
お手入れについて
食事後と就寝前にやわらかなスポンジで水洗いし、洗浄液に浸しましょう
食事後と就寝前にやわらかなスポンジで水洗いしてから洗浄液に浸し、入れ歯を清潔に保ちましょう。
入れ歯用であっても硬いブラシ・硬いスポンジでゴシゴシ洗うとプラスチックに傷がつきます。やわらかなスポンジ・綿棒を使いましょう。また、歯磨き粉の使用も傷がつくため避けましょう。
市販の入れ歯洗浄剤は“塩素系”“漂白系”以外のものを使いましょう
市販の入れ歯洗浄剤でも“塩素系”と“漂白系”を使うと変形や変色の恐れがあります。ノンクラスプデンチャー専用の洗浄剤を使用するか、自分で選ぶ際は塩素系・漂白系の洗浄剤でないことを確認してから使用しましょう。
煮沸や熱湯消毒はできません
汚れやにおいが気になったとしても煮沸や熱湯消毒を行わないでください。熱で変形します。
投稿日:2020年9月30日 カテゴリー:未分類